高校生からのゲーム理論 (ちくまプリマー新書) by 川越敏司 ダウンロード PDF EPUB F2
経済学は分厚い翻訳本もふくめて、ミクロ編であっても私の身近な現実に当てはめるとあまりにも単純かしすぎていて当てはまらないと感じる。故に私は経済学が極端に苦手である。そんな私が、いい年して、読んでみた。さすがに還暦を過ぎているので、高校生向けの本ということで内容は理解できた。だが、これも単純化しすぎていて私は腑に落ちなかった。本文中で数値化された利点を私はそのように評価しないし、腑に落ちなかった。本書と離れるが、経済学は、入門もミクロもこの新書版も私にはどれも相性が悪すぎるようだ。数値化された利点も、数式の結果もその理論も、私の周りで実際に生じている小さな事象を説明する知識を提供してくれるものではなかった。理論の結果と、現実の問題を普通に四則演算で計算し、それに多少の時間価値などを考慮しべき算を加えたもの、或いは複利計算のような計算をしたものの方が私には腑に落ちる。結局、私には経済学は、話としてはともかく、私の周りの事象を説明するための知識を提供してくれるものではない、つまり私は経済学にめっぽう弱いようだ。だが、これからも、懲りずに経済学の本を電子書籍で読み続けようとは思う。